高性能・健康住宅「ファースの家」開発本部株式会社福地建装

住宅業界最新情報

2013.02.25

消費税増税と住宅購入のタイミング

2014年4月には消費税が8%、2015年10月には消費税が10%になる見込みです。
以前にも消費税が上がる前に大きな買い物は消費税が上がる前に購入しておこうと焦る方もいそうです。特に、人生で一番大きな買い物と言われる住宅は、従来の3000万円の住宅消費税が5%の150万円が300万になる前にと思うのも理解できます。しかし、焦って得することばかりではありません。

※住宅ローン控除が拡大される予定です。

年末時点の住宅ローン残額の1%の税金分がキャッシュバックされるが、「住宅ローン控除」。例えば年末時点で2000万円の住宅ローン残額の場合、その1%分の20万円が戻ってくる制度。(20万円の所得税・住民税を払っている場合)
これは、2013年度で終わる予定だったのですが、消費税増税の負担増を和らげるために、延長・拡充される方針です。
2017年末まで4年間延長されることで検討されていて、2014年1~3月の間に住む場合の年間の控除限度額は20万円(10年間で最大200万円)なのですが、2014年4月~2017年12月までの間に住む場合は、年間の控除限度額が40万円(10年間で最大400万円)にまでアップされる見込みです。
このように消費税アップ後も、住宅ローン控除は実施され、しかも増額される見込みです。「住宅ローン控除もなくなる」などと、消費税アップ前に焦って購入する必要はありません。

※消費税アップ後に、販売業者の値下げが

それでも消費税前の駆け込み購入者は必ずおります。
そのため、消費税アップ後は、住宅業界全体の売り上げが大幅に落ち込むものです。
住宅業者の中には大量の在庫を残したものもおり、大幅な値下げも在り得ます。
消費税アップがそのまま、価格に反映されるとは限らないことを頭の中に入れておきましょう。

※消費税は住宅全部にかからない。建物部分のみにかかる。

消費税がかかるのは、建物部分のみで土地部分にはかかりません。
例えば、5,000万円の住宅の場合、5,000万円に消費税はかからず、もし3,000万円が土地分、2,000万円が建物分であれば、建物分の2,000万円にのみかかるのです。
「住宅取得金が全部に消費税アップ分増える」と、焦る必要はないのです。
消費税アップにばかり気を取られて、家づくりの本来の目的を逸してしまうことの無いよう、充分に吟味すべきです。
住宅の購入はご縁とタイミングや人との出合いも重要です。良いと思える住宅や業者と出合えたときには、消費税前も含め購入されるべきと思われます。